【カマス理論】自分で自分の限界を決めつけていませんか?
どうも、SHUN(@SHUN_Minimalism)です。
最近読んだ本で、カマス理論という言葉を久しぶりに見て、いろいろと自分なりに考えることがあったので、アウトプットしたいと思います。
カマスといえば、英語でバラクーダ(barracuda)ですが、日テレの世界の果てまでイッテQ!でカマスの大群の中でスキューバダイビングする映像を見たことがある方もいると思います。
そんな幻想的な映像を生み出してくれるカマスですが、普段は凶暴な魚のようで、鋭い歯で小魚をバクバクと食べているようで、そんなカマスを心理学の実験に使ったというお話です。
カマス理論とは?
カマスを入れた水槽の中に、小魚を放つと、カマスはその小魚に襲いかかります。
次に、その水槽を透明の板で2つに仕切り、カマスがいないほうに小魚を放ち、カマスの様子を観察します。
即座にカマスは小魚を食べようとしますが、その前には見えない仕切りがあるため、何度もその板にぶつかって、最終的には、小魚を食べようとするのを諦めます。
もっと悪いのは、その透明の板を取り除いても、「自分には、ここにいるエサを食べるのは不可能」という思い込みを持っているため、カマスは小魚を食べようともしないという状況が起こり、そしてエサを食べなくなったカマスは餓死に至るというお話…。
人間の世界でも起こっている「学習性無力感」
この話を聞いて、あなたはどう思ったでしょうか?
「可哀想なカマスさん…」とでも思ったでしょうか?いえいえ、実は同じような状況は人間社会でも起きていて、子供の頃に持っていたピュアな夢や目標を、大人になると、周りの親や先生などの影響で、気付かぬうちに諦めてしまっているという人は大勢います。
・あなたには無理よ!
・現実を見なさい!
・〇〇さんは〜なのに!
などなど、幼少期から先生や親、周りの大人に投げかけられてきた根拠のない無意味なアドバイスのおかげで、私たちは自分が本当にやりたいことを忘れていたり、まだまだ突破できる限界を自分で設定していたりします。
サーカスの像が小さい頃から飼い慣らされているために、逃げ出すことはほとんどないという例に似ていますね。
今までの固定概念をぶち壊す方法
実は、先ほどのカマスの話には続きがあります。
水槽の中の小魚は食べれないと思い込んでいるカマスとは別に、新しいカマスを入れると、新入りのカマスは、仕切りがあったことなんて一切知りませんから、小魚をバクバクと食べます。
それを見た古株のカマスは、「え、食べれるじゃん!」とハッと我に返って、小魚を以前のように食べ始めます。
つまりは、人間も同じで、会社であれば新しい風を吹かせるために新人を採用したり、ビジネスオーナーであればコンサルを受けたり、自分より上をいく経営者仲間と絡んでみたりなど、今いる自分の環境を変える。
そうすることで、今ままでの自分の中での当たり前は当たり前でなくなり、もっと上を目指している人を身近に置くことで、それが新たな当たり前になってきます。(今風にいうと、New Standardといったところでしょうか。)
まとめ
今回は、意外と身近なカマス理論についてでした。
自分が楽しくてやっていることでも、気付けば限界を作ってしまって、停滞してしまうということも、よくある話ですよね。
もし嫌々やっている仕事ならば、自己理解を通してあなたがイキイキできる人生の生き方を見つけるのも一つですし、「とりあえず現状キープしながら打破したい」という状況であれば、関わる人を変えたり、住む場所を変えるというのも良い意味で刺激になります。
あなたにとってのベストな新人カマスを見つけて、可能性をどんどん広げていきたいですね。